
病棟名称は、「ケアセンター」と呼ばれ、末期癌・白血病などもう治療が不可能な患者に対して精神的にケアして、家族との交流を密にしてもらい、やすらかな死を送る病棟です。
担当医師と看護婦長から、ケアセンターのベッドが空いたので金曜日に移動する旨を知らされました。
母は未だ、自分の余命については知りません。

それに対して、私は何も言えませんでした。
「そんなことないよ。」と言いたかったのですが、母の顔には「死」に対する覚悟たるものが見て感じられたからです。

「ほっ」としたと同時に、空きがある、ということは誰かが無くなったと言うことです。複雑な気持ちになりました。
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