2007年7月19日木曜日

ついにホスピス病棟へ移動

川崎市立井田病院には「ホスピス病棟」があります。
病棟名称は、「ケアセンター」と呼ばれ、末期癌・白血病などもう治療が不可能な患者に対して精神的にケアして、家族との交流を密にしてもらい、やすらかな死を送る病棟です。

担当医師と看護婦長から、ケアセンターのベッドが空いたので金曜日に移動する旨を知らされました。
母は未だ、自分の余命については知りません。
母に「ケアセンター」のベッドが空いたので移動することを伝えると、「私の死に場所だ。」と一言つぶやきました。
それに対して、私は何も言えませんでした。
「そんなことないよ。」と言いたかったのですが、母の顔には「死」に対する覚悟たるものが見て感じられたからです。

ケアセンターは全室個室で、20ベッドの無料個室と、3室の有料個室があります。有料個室は高い場所で19、500円/日します。保険に入っていない私は、ちょっと心配でしたが、病院側で無料個室の空きがあるまで待っていたと、後から知らされました。

「ほっ」としたと同時に、空きがある、ということは誰かが無くなったと言うことです。複雑な気持ちになりました。

0 件のコメント: