2007年7月18日水曜日

点滴の限界

母は既に「癌性腹膜炎」「癌性胸膜炎」を併発しており、食道癌も食道全体から内臓全体に転移してきております。生存に必要な栄養は、すべて点滴で賄っています。
現在、点滴は左右の手首から摂取しています。そのため、手の自由が制限され、同時に栄養摂取効率が高いために首の大静脈より点滴をするようにしました。
首から摂取することで、左右の手の自由が効きます。

母には手術前に私から、「今より元気になるように、首からの点滴に切り替える」と告げました。

点滴手術は、病室内で行える簡単なものです。ただ母の血管が細い為、2回目にして管を通すことに成功しました。

札幌で入れた胃のPEGは、癌性腹膜炎による腹水を排除する管として残しております。
小水も尿道に通した管で行っています。

とにかく元気がありません。
自分の好きなことすら、億劫がってやろうとしません。ほとんど、管だけで栄養摂取と排泄をしている現在、自分の死を意識しているかのようです。

ほとほと困りました。

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