
ホスピス病棟に移ってから早速、ハーゲンダッツのアイスクリームを買ってきました。
バニラ・ストロベリー・クッキー&クリームを買ってきて、バニラを食べさせました。
スプーンにすくって、母に食べさせると、「おいしい。」と一言。こんなにおいしいものは久々に食べた、と漏らしました。母は昭和のはじめに生まれてますので、「ハーゲンダッツ」という銘柄を知りませんでした。アイスクリームは「雪印」だと、未だに思っています。札幌鉄道病院に入院したのが6/7ですから、約2か月ほど口に何も入れてなかったわけです。
その後は、次々に「・・が食べたい」と言ってくれるようになりました。
人間は、何か1つでも楽しみを見つけると、それがどんな些細なものでも「生きる」意欲が生まれるものだ、とつくづく感じました。
あまり多くは食べられませんが、母から自分の言葉で「・・したい」と聞くことは、息子にとってとてもうれしいことです。
母から「ラドクロアの妻のことが知りたい」と言ってきました。知識欲がでてきたわけです。
早速、家に帰ってインターネットで調べてみることにしました。