2007年6月28日木曜日

食道癌末期 ケア医療PART2・・胃瘻(PEG)

母は食道に「ステント」という管を通したのですが、やはり流動食を受け付けません。「ステント」のリスクは約3点ほどあります。

1つには胃と食道の弁を通じてしまうため嘔吐感があること。2つ目に「ステント」も管ですので、次第に体内でずれてしまいます。3つ目には「ステント」自体が流動食などで詰まってしまうことです。

仮に詰まってもも胃カメラのようなもので洗浄すれば良いのですが、「嘔吐感」は個人差があり、母には受け付けないようでした。特に横になると「嘔吐感」がひどく、そのたびに胸をさすって上半身を起き上がっていました。

また在宅介護をするとなると、点滴は素人では難しく、必要な栄養素・水分の補給を考えなくてはいけません。そこでPEGを実施することになりました。

胃瘻(PEG)とは胃壁に穴をあけ、やはり管を通して、体外から直接に胃の中に栄養素・水分を送り込めるようにする処置です。幸いにして母は「胃」「腸」は健康なので、この処置をすることになったわけです。

PEGにもたくさんの種類がありますが、手術自体も簡単で30分程度で終了します。また、3~4日ほどで胃への直接摂取が可能になるようですので、早速実施したのですが、やはり受け付けません。
むしろこのPEGから「胃液」「腸液」が逆流してしまう状態です。
このとき母は、24時間点滴をしていました。必要最低限の栄養素・水分の確保のための施術ですが、点滴のリスクは個人差はありますが、「眠ることができない」「点滴によって胃液・腸液の量が多くなる」ことです。
次に考えたのがこのPEGを小腸にも伸ばそうと考えました。

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