札幌鉄道病院の担当医師に紹介の依頼をしましたが、関東の病院は全く知らない、とのことでした。
北海道では、北海道大学医学部、旭川医科大学、札幌医科歯科大学の派閥が大きく、大抵の医師はこの3校出身者です。医師同士の繋がりやコネクションも北海道内ならある程度効きますが、関東に行くとまったく通用しないことがわかりました。
しかし、そんなことも言っておられません。
インターネットで調べると、以下のホスピスがあることがわかりました。
とりあえず電話。
しかしあえなく撃沈。
末期癌患者はなかなか病院も受け容れたがらないことがわかりました。病院のベッドも大抵は満室状態。空き待ちを申請するしかありません。
ネットで探していると、あるサイトにぶつかりました。
「癌に対する相談電話」で、そこにたまたま電話したとところ、担当の方が川崎市立井田病院を紹介してくれました。M先生にお会いしたら良い、とのことで、明後日10:00にアポイントを取ることができました。
札幌鉄道病院からお借りしたレントゲン写真と、病状紹介状を持って、井田病院の受付に行くと、井田病院側ではとんと話が通じておらず、「おや?」といやな予感がしました。
でもM先生にお会いでき、食道癌末期で、在宅で介護したいこと、ターミナルケアをして、母の精神的な支えをしたい旨を語りました。
でもM先生にお会いでき、食道癌末期で、在宅で介護したいこと、ターミナルケアをして、母の精神的な支えをしたい旨を語りました。
M先生は快く引き受けてくださり、一旦、一般病棟に入院の形を取って、その後の経過を診て看護計画を立てようと言ってくれました。
後から判ったのですが、M先生はこの病院でもかなり上の方で、井田病院の紹介の経緯を話すと、川崎市の「癌相談ダイヤル」だとわかりました。
ほとんど、飛びこみ状態で井田病院のM先生にお会いしたことがわかり、非常に幸運でした。
札幌鉄道病院の担当医師と担当看護師も、「普通は1か月ぐらい待たされるのに、とてもラッキーでしたね」と驚いていました。
末期癌患者の受け入れ先が少ないこと、また全国の病院のネットワークが無く、地域的に閉鎖されている現状が、はじめてわかりました。これだけ、インターネットが普及しているのですから、医師同士のネットワークも今後、拡大していけたら良いのに思います。
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